道後温泉 — 日本最古の温泉地、3000年の歴史

愛媛県松山市・重要文化財の本館が現役で息づく温泉街

道後温泉の魅力

道後温泉は愛媛県松山市に位置し、日本最古の温泉地のひとつとして3000年以上の歴史を誇ります。万葉集にも詠まれ、日本書紀や古事記にも「いよのゆ」として記述が残るこの温泉は、単なる観光地ではなく日本の温泉文化そのものの源流ともいえる場所です。聖徳太子が593年に来湯し、碑を建てたという伝説は今も道後温泉の誇りとして語り継がれており、碑の複製が温泉街に展示されています。 道後温泉を象徴する施設が「道後温泉本館」です。1894年(明治27年)に改築された3階建ての木造建築は、国の重要文化財に指定されながらも現役の公衆浴場として100年以上にわたり入浴客を受け入れてきました。宮崎駿監督のアニメ映画「千と千尋の神隠し」の湯屋のモデルのひとつとも言われており、日本国内はもとより海外からの観光客にも広く知られています。本館は2019年から大規模な保存修理工事が進められており、順次公開エリアが拡大されています。 2017年には道後温泉別館「飛鳥乃湯泉」がオープンしました。飛鳥時代の建築様式を取り入れた外観と、愛媛の伝統工芸を散りばめた内装が特徴で、皇室専用の浴室を模した大和時代の湯浴みを現代に再現した施設です。道後温泉本館とは異なるコンセプトで、文化体験型の入浴施設として人気を集めています。 夏目漱石は松山に赴任していた1895年(明治28年)に道後温泉を頻繁に訪れ、その体験が小説「坊っちゃん」に色濃く反映されています。本館の「坊っちゃんの間」は漱石が実際に休憩したとされる部屋で、当時の調度品が再現された空間を見学できます。道後温泉街には漱石ゆかりのスポットが点在しており、文学ファンにとっても見どころの多い温泉地です。 泉質はアルカリ性単純温泉で、刺激が少なく肌に優しいことから「美肌の湯」として知られています。強酸性の草津温泉とは対照的で、初めて温泉を楽しむ方や肌が敏感な方でも入浴しやすい泉質です。松山市内を走る路面電車(伊予鉄道)の終点が道後温泉駅で、レトロな雰囲気の電車が温泉街の風情を一層引き立てています。温泉街に広がる道後商店街では鯛めしや坊っちゃん団子など愛媛の食文化を満喫でき、観光と食とを組み合わせた充実した滞在が楽しめます。

泉質ガイド

アルカリ性単純温泉

アルカリ性単純温泉(低張性アルカリ性高温泉)

道後温泉の泉質はアルカリ性単純温泉で、pH8.0前後の柔らかい湯が特徴です。硫黄臭や強い酸性がなく、刺激が少ないため老若男女を問わず入浴しやすい泉質として知られています。アルカリ成分が肌の古い角質を柔らかくする作用があり、入浴後は肌がすべすべになると評判の「美肌の湯」として古くから親しまれています。源泉温度は約42〜43度と適温に近く、加水・加温の処理を最小限に抑えた状態で提供されています。

美肌・肌荒れ改善神経痛・筋肉痛の緩和疲労回復・健康増進冷え性の改善慢性皮膚病

アクセス情報

道後温泉へのアクセスは、岡山駅が最寄りの新幹線駅です。東京から岡山駅まで東海道・山陽新幹線「のぞみ」で約3時間20分、新大阪から岡山まで「のぞみ」で約45分です。岡山駅からはJR予讃線の特急「しおかぜ」に乗り換え、JR松山駅まで約2時間40分です。松山駅到着後は、伊予鉄道の路面電車(市内電車)に乗り換えて道後温泉駅まで約25分で到着します。電車の乗り換えは1回で済み、路面電車の料金は1回200円(2024年時点)と安価です。 新幹線を使わない場合は、松山空港を利用する方法もあります。東京(羽田)から松山まで約1時間20分のフライトで、松山空港から道後温泉まではリムジンバスで約50分です。大阪(伊丹)からは約1時間のフライトで松山に到着でき、空路の方が時間を節約できる場合もあります。 広島方面からは、スーパージェット(高速船)を使って広島港から松山港まで約70分という選択肢もあります。海から松山に入るルートは特に夏季に人気で、瀬戸内海の景色を楽しみながら移動できます。松山観光港から道後温泉へは路面電車を乗り継いで約50分です。

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おすすめ温泉施設

1
共同浴場

道後温泉本館

1894年(明治27年)に改築された木造3階建ての建物は、国の重要文化財に指定されながら今も現役の公衆浴場として機能する稀有な施設です。宮崎駿監督のアニメ映画「千と千尋の神隠し」の湯屋のモデルのひとつとも語られ、国内外から多くの訪問者が訪れます。浴室は「神の湯」(1階)と「霊の湯」(2階・3階)があり、霊の湯コースでは入浴後に坊っちゃん団子と茶のサービスや「坊っちゃんの間」の見学が含まれます。夏目漱石が愛した歴史の重みを感じながらの入浴は、道後温泉を訪れる最大の目的といえます。2019年から保存修理工事が進行中のため、訪問前に公式サイトで公開状況を確認することをおすすめします。

泉質アルカリ性単純温泉
料金目安神の湯(1階)460円〜、霊の湯(2階)1,500円〜(コースにより異なる)
アクセス伊予鉄道道後温泉駅から徒歩約5分
営業時間6:00〜23:00(最終受付22:30)、年中無休(保存修理工事により一部変更あり)
住所愛媛県松山市道後湯之町5-6
効能:美肌疲労回復神経痛筋肉痛
国の重要文化財に指定された現役公衆浴場明治27年築の木造3階建て建築坊っちゃんの間の見学(霊の湯コース)入浴後の坊っちゃん団子・茶サービス(霊の湯コース)日本最古の温泉地のシンボル的存在

混雑を避けるには開館直後の早朝か、夕方以降の時間帯がおすすめです。霊の湯コースは滞在時間に余裕を持って利用すると、坊っちゃんの間の見学をゆっくり楽しめます。

2
共同浴場

道後温泉別館 飛鳥乃湯泉

2017年にオープンした道後温泉の別館で、飛鳥時代の建築様式を取り入れた外観が目を引く施設です。聖徳太子の来湯伝説にちなみ、飛鳥・大和時代の湯浴み文化を現代に再現したコンセプトで設計されました。大浴場の内装には愛媛が誇る伝統工芸品が随所に散りばめられており、大洲和紙の照明・砥部焼のタイル・今治タオルのアメニティなど、愛媛の美術工芸品に触れながら入浴できます。特別浴室では皇室専用の浴室を模した個室湯浴みも体験でき、道後温泉本館とは異なる文化体験型の入浴施設として定評があります。

泉質アルカリ性単純温泉
料金目安大浴場610円〜、特別浴室利用コース1,500円〜(コースにより異なる)
アクセス伊予鉄道道後温泉駅から徒歩約3分
営業時間6:00〜23:00(最終受付22:30)、年中無休
住所愛媛県松山市道後湯之町19-22
効能:美肌疲労回復神経痛健康増進
飛鳥時代の建築様式を取り入れた外観愛媛の伝統工芸を散りばめた内装大洲和紙・砥部焼・今治タオルのアメニティ皇室専用浴室を模した特別浴室道後温泉本館との共通入浴チケットあり

飛鳥乃湯泉の特別浴室(個室)は事前予約制のため、利用を希望する場合は公式サイトから予約してから訪問することをおすすめします。

3
共同浴場

椿の湯

1953年に開業した道後温泉の共同浴場で、地元住民が日常的に愛用する生活密着型の施設です。道後温泉本館や飛鳥乃湯泉に比べてこぢんまりとした設備ですが、シンプルな造りの浴槽で地元の人と肩を並べてゆったりと湯浴みを楽しめる点が温泉ファンに評価されています。料金も比較的低く設定されており、地元の日常の温泉文化を体験したい旅行者に向いています。温泉成分は道後温泉本館と同じ源泉を引いており、泉質の違いはなく純粋に雰囲気の違いを楽しめます。昭和の温泉情緒が残る施設として、観光的な施設とは一味違う道後を感じられます。

泉質アルカリ性単純温泉
料金目安大人400円程度
アクセス伊予鉄道道後温泉駅から徒歩約5分
営業時間6:30〜23:00、年中無休
住所愛媛県松山市道後湯之町19-22周辺
効能:美肌疲労回復神経痛
地元住民が日常利用する共同浴場昭和の温泉情緒が残るシンプルな施設道後温泉本館より比較的空いていることが多いリーズナブルな入浴料金本館と同じ源泉を使用

観光用の施設とは異なり地元の方が多く利用するため、静かにマナーを守った利用が求められます。シャワーブースの数が少ないため、混雑時は譲り合いを。

4
温泉旅館

道後御湯

道後温泉街の中心部に位置し、温泉旅館として高い満足度を誇る宿泊施設です。男女それぞれに内湯と露天風呂を備えており、道後温泉の源泉かけ流しの湯を時間を問わず楽しめます。客室は和室・洋室・和洋室と多彩なラインナップで、カップルから家族連れまで幅広い旅行スタイルに対応しています。料理は愛媛の海の幸・山の幸を取り入れた懐石スタイルで、瀬戸内の新鮮な魚介を中心とした食事が評判です。道後温泉本館へは徒歩圏内で、観光と湯浴みを組み合わせた旅程を立てやすい立地も魅力のひとつです。

泉質アルカリ性単純温泉(源泉かけ流し)
料金目安1泊2食付き 20,000円〜40,000円程度(時期・客室タイプにより変動)
アクセス伊予鉄道道後温泉駅から徒歩約5分
住所愛媛県松山市道後湯之町周辺
効能:美肌疲労回復神経痛筋肉痛
内湯・露天風呂完備源泉かけ流しの湯瀬戸内の海鮮を使った懐石料理道後温泉本館へ徒歩圏内和室・洋室・和洋室の多彩な客室

週末や連休は予約が集中するため、旅行日程が決まったら1〜2ヶ月前を目安に予約を入れることをおすすめします。

5
温泉旅館

大和屋本店

1868年(明治元年)創業という長い歴史を持つ道後温泉の老舗旅館で、地上8階建ての本館に大浴場・露天風呂・サウナを完備しています。夏目漱石も訪れたという記録が残る由緒ある宿で、松山城を眺める展望露天風呂からの景色が評判です。道後温泉の源泉を引いており、温泉の質を重視する旅行者から高い評価を得ています。料理は愛媛の食材にこだわった本格会席で、宇和海の鯛・養殖真珠の産地ならではの新鮮な魚介が食卓を彩ります。温泉・食事・歴史の三拍子が揃った宿として道後温泉を代表する施設のひとつです。

泉質アルカリ性単純温泉
料金目安1泊2食付き 25,000円〜50,000円程度(時期・客室タイプにより変動)
アクセス伊予鉄道道後温泉駅から徒歩約3分
住所愛媛県松山市道後湯之町20-8
効能:美肌疲労回復神経痛冷え性改善
明治元年創業の老舗旅館松山城を望む展望露天風呂大浴場・露天風呂・サウナ完備愛媛食材にこだわった本格会席夏目漱石ゆかりの宿

展望露天風呂は夕方以降に松山市街のライトアップが楽しめます。特に夕暮れ時の景色は格別なため、チェックイン後早めに入浴するとよいでしょう。

6
ホテル

道後プリンスホテル

道後温泉街を一望できる丘の上に建つリゾートホテルで、客室の窓から温泉街や松山市街の景色を楽しめる眺望が人気です。洋風の客室と道後温泉の源泉を引いた大浴場・露天風呂が揃い、和の温泉情緒とホテルの利便性を両立した施設です。レストランでは愛媛産の食材を使ったバイキング・洋食コースが楽しめ、家族連れやグループ旅行にも対応した設備が整っています。道後温泉本館まで徒歩数分の距離で、観光の拠点として使いやすい立地です。旅行サイトのクチコミでは清潔感とスタッフの対応が高く評価されています。

泉質アルカリ性単純温泉
料金目安1泊2食付き 15,000円〜30,000円程度(時期・プランにより変動)
アクセス伊予鉄道道後温泉駅から徒歩約7分
営業時間チェックイン15:00、チェックアウト11:00
住所愛媛県松山市道後姫塚113-2
効能:美肌疲労回復健康増進
道後温泉街を一望できる高台立地大浴場・露天風呂完備家族・グループ旅行に対応した設備道後温泉本館まで徒歩圏内バイキング・洋食コースのレストラン

日帰り入浴プランを設定している時期もあります。宿泊なしで大浴場を利用したい場合は事前に電話またはWebサイトで確認してください。

7
温泉旅館

ふなや

1688年(元禄元年)創業という道後温泉でも屈指の歴史を誇る旅館で、昭和天皇・皇后両陛下が宿泊されたことでも知られる格式高い宿です。広大な日本庭園と茶室を持ち、四季折々の庭の風景を客室から楽しめます。温泉は道後温泉の源泉を引いた大浴場と、庭を望む露天風呂があります。料理は旬の食材を丁寧に仕上げた正統派の懐石で、愛媛の食文化を格式ある形で体験できます。歴史的な旅館建築を活かした趣ある空間で、日本の伝統的な旅館文化を深く味わいたい方に向いています。

泉質アルカリ性単純温泉
料金目安1泊2食付き 30,000円〜70,000円程度(時期・客室タイプにより変動)
アクセス伊予鉄道道後温泉駅から徒歩約5分
住所愛媛県松山市道後湯之町1-33
効能:美肌疲労回復神経痛健康増進
1688年元禄元年創業の老舗旅館昭和天皇御宿泊の実績を持つ格式広大な日本庭園と茶室庭を望む露天風呂旬の食材を使った正統派懐石料理

庭園の見頃に合わせた季節のプランを用意していることがあります。桜の季節(3月下旬〜4月上旬)や紅葉の季節(11月)は特に庭の風情が増すため、時期を合わせた予約がおすすめです。

8
温泉旅館

道後温泉 茶玻瑠

道後温泉の高台に建つ旅館で、最上階の露天風呂から道後温泉街と松山市街を一望できる眺望が評判の施設です。道後温泉の源泉を引いた複数の浴槽があり、内湯・露天風呂・貸切風呂と多彩な入浴スタイルに対応しています。客室は和室を中心に、バルコニー付きの部屋から景色を楽しめるタイプが人気です。料理は愛媛の郷土食材を活かした創作和食スタイルで、地元の生産者と連携した食材調達にこだわっています。道後温泉本館まで徒歩数分の立地でありながら、観光地の喧騒から離れた静かな滞在環境が好評です。

泉質アルカリ性単純温泉(源泉かけ流し)
料金目安1泊2食付き 22,000円〜45,000円程度(時期・客室タイプにより変動)
アクセス伊予鉄道道後温泉駅から徒歩約8分
住所愛媛県松山市道後多幸町6-34
効能:美肌疲労回復筋肉痛冷え性改善
最上階露天風呂からの道後温泉街の眺望内湯・露天風呂・貸切風呂の多彩な浴槽源泉かけ流しの湯愛媛の食材にこだわった創作和食観光地の喧騒から離れた静かな環境

貸切風呂は客室数に対して限られているため、チェックイン時または電話での事前予約が確実です。夕暮れ時の眺望露天風呂は特に人気が高いため、早めに予約を入れることをおすすめします。

1泊2日モデルプラン

1日目 13:00

松山駅到着・路面電車で道後温泉へ

岡山から特急しおかぜでJR松山駅に到着後、伊予鉄道の路面電車に乗り換えます。レトロな雰囲気の路面電車は松山の市街地をゆっくり走り、道後温泉駅まで約25分。電車自体が観光の一部として楽しめます。道後温泉駅前の商店街に面した宿にチェックインして荷物を置き、身軽な状態で温泉街の散策に出発します。

1日目 14:00

道後温泉本館の見学・入浴

道後温泉の象徴である本館で最初の入浴を楽しみます。重要文化財の建物の中に入ると、明治時代にタイムスリップしたような雰囲気が漂います。「神の湯」(1階)か「霊の湯」(2階)を選べます。霊の湯コースでは入浴後に坊っちゃん団子と茶のサービスがあり、「坊っちゃんの間」の見学も含まれます。工事期間中は入場可能エリアを事前に公式サイトで確認してから訪問することをおすすめします。

1日目 16:30

道後商店街の散策・鯛めし体験

道後温泉駅前から本館まで続く道後商店街は、土産物店や飲食店が軒を連ねる活気ある通りです。愛媛名物の「鯛めし」は宇和島風(刺身をだし醤油に漬けてご飯にのせる)と松山風(炊き込みご飯)の2種類があり、どちらも道後で味わえます。坊っちゃん団子や一六タルト、蛇口からポンジュース(みかんジュース)など愛媛ならではのグルメを楽しみながら散策します。

1日目 18:30

道後温泉別館 飛鳥乃湯泉で夕方の入浴

本館とは異なるコンセプトで設計された「飛鳥乃湯泉」で2回目の入浴を楽しみます。飛鳥時代の建築様式を取り入れた外観と、愛媛の伝統工芸(大洲和紙・砥部焼・今治タオルなど)で彩られた内装が印象的です。大浴場の壁面には松山市出身の画家による飛鳥時代をイメージした壁画が描かれており、入浴しながら美術鑑賞も楽しめます。夕刻は比較的すいており、ゆったりと湯浴みできることが多いです。

1日目 20:00

夕食・温泉街の夜の散策

宿での夕食、または温泉街の飲食店で愛媛の食材を使った料理を楽しみます。食後は夜の道後温泉街を散策すると、ライトアップされた本館や飛鳥乃湯泉の建物が幻想的な雰囲気を醸し出します。道後温泉では夜間も多くの宿が浴場を開放しており、宿の温泉でゆっくりと夜の湯浴みを楽しめます。

2日目 07:00

朝の道後温泉本館(朝風呂)

道後温泉本館は朝6時から営業しています(時期により変動あり)。朝の早い時間帯は観光客が少なく、地元の方が朝風呂に来る静かな時間帯です。朝の澄んだ空気の中で入浴すると、1日のスタートを気持ちよく切ることができます。本館周辺の路地は朝の光が差し込み、昼間とは異なる風情を感じられます。

2日目 09:30

松山城観光

道後温泉から路面電車で約10分の場所に、現存12天守のひとつである松山城があります。標高132メートルの勝山の頂上に建つ城まではロープウェイまたはリフトで登れます。天守からは松山市街と瀬戸内海を一望でき、天気がよければ多島美を楽しめます。城内の展示では松山藩の歴史を学べ、道後温泉と組み合わせた松山観光の定番コースです。

2日目 12:00

お土産購入・帰路

道後温泉の土産には、坊っちゃん団子・一六タルト・道後ビール・砥部焼の器・今治タオルなどが人気です。道後商店街や道後温泉駅前の土産物店のほか、松山駅構内でも多くの愛媛土産が揃います。特急しおかぜで岡山へ向かい、新幹線に乗り継いで帰路に就きます。

四季の楽しみ方

春 (3〜5月)

3月下旬から4月にかけて、道後公園や松山城周辺の桜が見頃を迎えます。温泉街の気候は温暖で、春の観光シーズンは比較的過ごしやすい気候です。ゴールデンウィーク前後は宿の予約が取りにくくなるため早めの手配を。道後温泉街では春季限定の特別プランを用意する宿もあり、桜と温泉を組み合わせた旅行が楽しめます。

夏 (6〜8月)

愛媛の夏は暑く蒸し暑い日が続きますが、温泉入浴後のクールダウンや夜の涼しい時間帯の湯浴みなど、夏ならではの楽しみ方があります。8月のお盆期間は特に混雑するため、早い時間帯の入浴がおすすめです。松山では夏祭りや花火大会も開催され、温泉と夏の祭事を組み合わせた旅行が人気。瀬戸内海でのクルーズや島めぐりと組み合わせるプランも夏季ならではの楽しみです。

秋 (9〜11月)

10月から11月にかけて、松山城や道後公園の木々が色づき、温泉と紅葉を楽しめる季節です。愛媛では秋の観光イベントが多く開催され、みかんの収穫シーズンとも重なるため新鮮なみかんを味わえます。朝晩の気温が下がり、温泉の気持ちよさが一層増す時期で、日帰り観光客も増える秋は宿の予約は早めに確保することをおすすめします。

冬 (12〜2月)

冬の道後温泉は他のシーズンに比べて観光客がやや落ち着き、ゆっくりと宿や温泉を楽しめる穴場シーズンです。愛媛の冬は比較的温暖で積雪はほとんどなく、温泉入浴には最適な季節といえます。年末年始は帰省客や初詣客で賑わい、道後温泉本館への早朝入浴は元旦から多くの人が訪れます。冬季限定のイルミネーションや特別イベントが温泉街を彩ることもあります。

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よくある質問

道後温泉本館は保存修理工事中と聞きましたが、入浴できますか?

道後温泉本館は2019年から長期保存修理工事が進められていますが、工事中も段階的に公開エリアを拡大しながら入浴営業を継続しています。工事の進捗によって入浴可能な浴室や見学エリアが変わるため、訪問前に道後温泉本館の公式サイトで最新の営業状況を確認することをおすすめします。本館に入れないエリアがある場合でも、別館の飛鳥乃湯泉や椿の湯で道後温泉の湯を楽しめます。

道後温泉の泉質と肌への効果を教えてください。

道後温泉の泉質はアルカリ性単純温泉(pH8.0前後)で、刺激が少なく肌に優しいことが最大の特徴です。アルカリ成分が肌の古い角質を穏やかに溶かす作用があり、入浴後は肌がなめらかになると感じる方が多く、「美肌の湯」として古くから知られています。草津温泉のような強い酸性ではないため、敏感肌の方や温泉初心者でも安心して入浴できます。神経痛・筋肉痛の緩和や疲労回復にも効果があるとされています。

道後温泉本館・飛鳥乃湯泉・椿の湯の違いは何ですか?

道後温泉本館は1894年築の重要文化財で、明治時代の建築を体感しながら入浴できる歴史的施設です。「坊っちゃんの間」見学など文化的な体験が充実しています。飛鳥乃湯泉は2017年開業の別館で、飛鳥時代の建築様式と愛媛の伝統工芸を取り入れた文化体験型施設です。椿の湯は地元住民が日常的に利用するシンプルな共同浴場で、観光色が薄く地元の温泉文化を体感できます。いずれも同じ道後温泉の源泉を使用しており、泉質に違いはありません。

道後温泉へのアクセスで岡山駅から最短ルートを教えてください。

岡山駅からJR予讃線の特急「しおかぜ」でJR松山駅まで約2時間40分、松山駅から伊予鉄道の路面電車(市内電車)で道後温泉駅まで約25分です。乗り換えは1回で、路面電車の運賃は200円前後(2024年時点)とリーズナブルです。東京から岡山までは東海道・山陽新幹線「のぞみ」で約3時間20分、大阪(新大阪)から岡山まで「のぞみ」で約45分です。空路を使う場合は羽田から松山空港まで約1時間20分で、空港からリムジンバスで道後温泉まで約50分です。

道後温泉でおすすめの食べ物やグルメは何ですか?

道後温泉・松山エリアのグルメとしては、鯛めし(宇和島風の鯛の刺身をだし醤油に漬けてご飯にのせるタイプと、松山風の鯛の炊き込みご飯の2種類)がとくに有名です。坊っちゃん団子(三色の串団子)や一六タルト(柚子餡入りのスポンジロールケーキ)は道後の定番土産です。愛媛はみかんの産地でもあり、松山市内では蛇口からポンジュース(みかんジュース)が出る体験施設もあります。道後ビールは地ビールとして人気が高く、温泉街で気軽に楽しめます。

道後温泉は日帰りと宿泊どちらがおすすめですか?

道後温泉の魅力を十分に体験するには1泊2日以上の宿泊がおすすめです。日帰りでも道後温泉本館や飛鳥乃湯泉での入浴は楽しめますが、夜の温泉街の風情や朝の本館入浴、道後商店街でのゆっくりした食事など、宿泊しないと体験できない魅力が多くあります。岡山からのアクセスには特急込みで片道約3時間かかるため、移動だけで1日を消費してしまう点からも宿泊旅行が効率的です。宿泊すれば松山城などの周辺観光も組み合わせられます。

道後温泉と松山城は同じ日に観光できますか?

道後温泉と松山城は路面電車で約10〜15分の距離にあり、1日で両方を楽しむことは十分に可能です。道後温泉駅から「大街道」電停で乗り換え、「県庁前」電停で下車してロープウェイまたはリフトで松山城山頂へ向かいます。松山城の見学に約1.5〜2時間を見込み、午前中に松山城を観光してから道後温泉に移動するルートが一般的です。移動時間も含め、道後温泉の入浴と松山城観光を合わせると半日から1日程度の行程になります。

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