奈良屋
湯畑の目の前という最高のロケーションに構える老舗旅館。創業は明治時代にさかのぼり、100年以上の歴史を持つ。全室から湯畑を望む部屋が人気で、朝夕に白い湯けむりが立ち上る景色を部屋から楽しめる。草津を代表する湯畑源泉と白旗源泉を引いており、贅沢な湯浴みが可能。料理は群馬県産の食材を中心とした会席料理で、季節ごとに内容が変わる。
湯畑ビューの客室は早期に予約が埋まるため、旅行日程が決まったら早めに予約を入れることを強くおすすめする。
群馬県・湯畑を中心に広がる日本を代表する温泉地
草津温泉は群馬県吾妻郡草津町に位置し、有馬温泉・下呂温泉と並んで「日本三名泉」のひとつに数えられる、日本を代表する温泉地です。標高約1,200メートルの高原に広がる温泉街の中心には「湯畑」があり、毎分約32,300リットルという国内最大級の自然湧出量から熱湯が絶えず流れ出しています。白い湯けむりが立ち上る湯畑の景観は草津のシンボルであり、夜間はライトアップされて幻想的な雰囲気を醸し出します。 草津温泉の歴史は古く、文献上の初出は1191年(建久2年)と伝えられます。江戸時代には将軍家も入湯した記録が残り、全国から湯治客が押し寄せる一大温泉地として発展しました。明治時代にはドイツ人医師エルウィン・フォン・ベルツが草津温泉の効能を科学的に分析・紹介し、ヨーロッパにも知名度が広まりました。ベルツ博士の功績をたたえる石碑が湯畑のそばに建てられており、現在も観光客が訪れます。 草津の湯の最大の特徴は強い酸性(pH2.0前後)と高い温度(源泉温度50〜96度)です。殺菌力が非常に高く、昔から皮膚病・神経痛・リウマチ・疲労回復などへの効能で知られてきました。「草津の湯は恋の病以外は効く」という言葉は、その薬効の高さを示す有名な格言です。一方で酸性が強いため皮膚への刺激も強く、入浴前に十分な加水・冷却が行われるのが草津流の入浴文化の特徴です。 草津温泉で古くから伝わる独特の入浴法が「時間湯」です。高温の湯に長時間浸かるのではなく、湯もみで温度を下げながら短時間で集中的に入浴するこの手法は、薬効を最大限に引き出すための知恵として受け継がれています。現在も「湯もみと踊りショー」として観光客向けに公開されており、木製の板で湯を撹拌する湯もみの実演を間近で見ることができます。 温泉街には19の源泉が存在し、湯畑・白旗・西の河原・煮川・地蔵・万代鉱・関の湯という7つの湯区に分かれています。源泉ごとに泉質や温度が微妙に異なり、旅館や共同浴場がそれぞれ異なる源泉を引いているため、複数の施設を巡ることでさまざまな草津の湯を楽しめます。白旗の湯・地蔵の湯・千代の湯などの共同浴場は地元の人々が日常的に利用する無料または低価格の施設で、観光客も気軽に立ち寄れます。
酸性・含硫黄-アルミニウム-硫酸塩・塩化物泉
草津温泉の主泉質。pH2.0前後という強い酸性と豊富な硫黄成分が特徴で、殺菌・消炎効果が高い。高温かつ強酸性のため入浴時間の管理が重要で、「時間湯」という伝統的な入浴法が受け継がれている。源泉によって硫酸塩の割合や温度が異なり、湯畑源泉・白旗源泉・西の河原源泉などそれぞれ個性がある。
含硫黄-カルシウム・マグネシウム-炭酸水素塩泉
草津の湯の多くは硫黄成分を含み、特有の硫黄臭(温泉臭)が漂う。湯花(ゆばな)と呼ばれる白い沈殿物が湯中に浮かぶことがあり、これは硫黄成分が析出したもの。血管拡張作用があり、末梢循環の改善や高血圧への効果が期待される。皮膚への美肌効果も高く、入浴後は肌がすべすべになると評判。
草津温泉へのアクセスは、新幹線利用の場合は北陸新幹線の軽井沢駅が最寄りの新幹線駅です。軽井沢駅北口から草津温泉バスターミナルまでJRバス関東「草津温泉号」が運行しており、所要時間は約80分、料金は片道1,800円前後(時期により変動)です。1日4〜5本程度の運行で、事前にダイヤを確認してから利用することをおすすめします。 東京(新宿)からは高速バスも便利です。西武バス・JRバス関東の共同運行で新宿バスタから草津温泉まで直行しており、所要時間は約3時間30分〜4時間、料金は片道2,800円前後(時期・便により変動)です。予約制のため事前購入が必要ですが、乗り換えなしで草津温泉バスターミナルまでアクセスできます。 車でのアクセスは、関越自動車道の渋川伊香保インターチェンジを降り、国道145号線経由で約1時間が目安です。草津温泉の市街地は駐車場が限られるため、温泉街入口付近の無料・有料駐車場を利用するのが一般的です。週末や繁忙期は渋滞が発生することがあるため、早めの到着を心がけると良いでしょう。
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JTBで新幹線パックを見る湯畑の目の前という最高のロケーションに構える老舗旅館。創業は明治時代にさかのぼり、100年以上の歴史を持つ。全室から湯畑を望む部屋が人気で、朝夕に白い湯けむりが立ち上る景色を部屋から楽しめる。草津を代表する湯畑源泉と白旗源泉を引いており、贅沢な湯浴みが可能。料理は群馬県産の食材を中心とした会席料理で、季節ごとに内容が変わる。
湯畑ビューの客室は早期に予約が埋まるため、旅行日程が決まったら早めに予約を入れることを強くおすすめする。
草津温泉随一の大型リゾートホテルで、充実した施設と多彩な湯船が自慢。大浴場・露天風呂・サウナのほか、家族連れに人気のファミリー風呂も備える。西の河原源泉を引いており、硫黄の香り漂う本格的な草津の湯を楽しめる。敷地内に複数のレストランがあり、和洋中さまざまな食事スタイルに対応している点も魅力。草津温泉バスターミナルから無料シャトルバスを運行しているためアクセスも良好。
日帰り入浴プランも用意されており、宿泊なしでも大浴場と露天風呂を利用できる。事前に日帰り料金・受付時間を公式サイトで確認のこと。
湯畑のすぐそばに立つ日帰り温泉施設で、江戸時代の湯宿建築を忠実に再現した趣ある外観が特徴。明治時代の古写真や資料をもとに復元された木造建築は草津温泉の歴史と文化を感じさせる空間で、観光客と地元の入浴客が共存して利用している。湯畑源泉と万代鉱源泉の2種類の源泉を引いており、泉質の違いを比べながら楽しめる点が人気。浴室は男女とも内湯と外湯があり、いずれも歴史的な雰囲気の中でゆったりと湯浴みできる。
2つの浴室(木之湯・石之湯)は入浴料を追加すれば両方入浴できる。源泉の違いを実感したい方は両方入浴券の購入がおすすめ。
草津温泉の伝統的な入浴法「合わせ湯」を体験できる日帰り温泉施設。温度の異なる5段階の浴槽が一列に並び、38度から46度まで段階的に移行しながら入浴する「合わせ湯」は、草津温泉の高温・強酸性の湯を体に慣らしながら楽しむための知恵として江戸時代から受け継がれてきた。男女ともに広々とした内湯のほか、露天風呂も備えており、ゆったりと時間をかけて湯浴みを楽しめる。施設内に休憩室も完備し、入浴後のくつろぎの場としても人気が高い。
合わせ湯は最も温度の低い浴槽から順番に入るのが基本。無理に高温の浴槽に入ろうとせず、自分のペースで段階的に移行することが大切。
草津温泉で最大規模の露天風呂で、男女合わせて約500平方メートルという広大な湯船が山の自然の中に広がっている。西の河原公園に隣接しており、至る所から温泉が自然湧出する幻想的な景観の中でゆったりと入浴できる。開放的な空間で空を眺めながらの入浴は草津温泉ならではの体験で、特に夕暮れ時から夜にかけての雰囲気は格別。草津の温泉地の中でも特に自然を感じられる施設として、リピーターからの評価が高い。
シャワーや洗い場がないため、湯あみのみの施設である点に注意。石鹸・シャンプーの使用は不可。タオルは持参するか施設で購入(レンタルあり)。
草津温泉の地蔵源泉を引く共同浴場で、湯畑から少し離れた静かなエリアに位置する。地蔵堂が隣接しており、入浴前に地蔵菩薩に手を合わせる風習が今も残る。地域住民が日常的に利用する生活感ある施設だが、観光客も無料で利用できる。草津の共同浴場の中では湯温が比較的落ち着いており、初めて草津の湯に挑戦する方にも入りやすい。派手さはないが、本物の温泉文化に触れる貴重な場所として温泉ファンの間で知られている。
地元の方が日常的に利用する施設のため、マナーを守った利用が求められる。石鹸・シャンプーの使用不可、タオルの持参が必要。混雑時は譲り合いを。
源頼朝や源義経が発見したとも伝えられる白旗源泉を引く、草津温泉で最も歴史ある共同浴場のひとつ。湯畑のすぐそばという好立地に位置し、草津を訪れた際に必ず立ち寄りたいスポットとして多くの観光客に知られている。小ぶりな浴槽ながら本物の草津の湯が楽しめ、無料で利用できる点から地元の人々の生活に根ざした施設でもある。かつてはここで時間湯が行われていた歴史ある湯所で、その伝統を感じながら入浴できる。
源泉温度が高く、入浴には注意が必要。湯もみや水の追加は基本的に禁止されているため、熱さに自信がない方は他の施設から草津の湯に慣れてからの利用をおすすめする。
湯畑を望む立地に建つ全室源泉かけ流しの旅館で、客室数を絞ることで質の高いサービスと静かな滞在環境を提供している。全客室に源泉かけ流しの内風呂を備えており、プライベートな空間で草津の湯をいつでも好きな時間に楽しめる点が大きな魅力。草津温泉の湯畑源泉を引き、肌に触れる本物の草津の湯を客室で体験できる贅沢な旅館として、記念日旅行やカップルの旅行に人気が高い。食事は地場産食材を使った懐石料理で提供される。
人気が高く客室数も限られているため、希望日の2〜3ヶ月前からの予約が望ましい。公式サイトからの直接予約と旅行サイトの価格を比較してから予約すると良い。
軽井沢駅からJRバス関東「草津温泉号」に乗車し、約80分で草津温泉バスターミナルへ。荷物を宿へ預けるか、チェックインを済ませて身軽になる。宿は湯畑周辺に多く、徒歩圏内で主要スポットを回れる立地がおすすめ。
草津温泉のシンボル「湯畑」を間近で見学。毎分32,300リットルの源泉が流れ出す様子と立ち上る白い湯けむりは圧巻。周囲の石畳の遊歩道を歩きながら、湯畑の全景を眺める。草津温泉の歴史パネルや、ドイツ人医師ベルツ博士の石碑なども見どころ。
熱乃湯で行われる「湯もみと踊りショー」を鑑賞。大きな木の板で高温の湯を撹拌する「湯もみ」は草津固有の入浴文化で、約3分間の実演とともに草津節の踊りが披露される。ショー終了後は体験参加も可能。所要時間は約25分で、1日6回程度開催されている。
温泉街の外れに位置する西の河原公園は、至る所から温泉が湧き出す幻想的なエリア。公園内を散策したあと、西の河原露天風呂で草津の湯を楽しむ。男女合わせて約500平方メートルという大露天風呂は開放感が抜群で、夕暮れ時は特に情緒がある。
旅館または温泉街の食事処で夕食を楽しむ。草津名物のとうもろこし・舞茸・山菜料理のほか、群馬名産の上州牛や上州麦豚を使った料理も評判。食後は夜間ライトアップされた湯畑を散策すると、昼間とは異なる幻想的な景色を楽しめる。
草津では早朝から宿の温泉に入れる施設が多い。朝風呂で目覚めを整えてから、宿の朝食を楽しむ。草津の朝は空気が澄んでおり、湯畑周辺も観光客が少なく静かに散策できる。
チェックアウト後、帰路に就く前に日帰り温泉施設に立ち寄る。大滝乃湯では「合わせ湯」体験が人気で、温度の異なる5つの湯船を低温から順番に移動する草津伝統の入浴法を体験できる。御座之湯は江戸時代の湯宿建築を再現した趣ある外観で、湯畑のすぐそばに位置する。
草津の定番土産は温泉まんじゅうや草津せんべい、湯の花(入浴剤)など。湯畑周辺の土産店や温泉街のメインストリートで購入できる。草津温泉バスターミナルから軽井沢駅行きのJRバスに乗り、帰路へ。
4月下旬から5月にかけて、温泉街周辺の山々に山桜やシャクナゲが咲き始め、雪解け後の清々しい空気の中で入浴を楽しめる。ゴールデンウィーク期間は混雑するため、宿の予約は早めに。標高が高いため平地より気温が低く、春でも肌寒い日が多いのでカーディガン等の防寒着を携帯すると良い。
7月から8月にかけて避暑地として人気が高まる。平地より気温が5〜8度低く、エアコン不要で過ごせる日が多い。草津国際音楽アカデミー&フェスティバルが夏に開催され、クラシック音楽の演奏会が各所で行われる。日中は観光客で賑わうが、夜の湯畑周辺は涼しく快適。
9月下旬から11月上旬にかけて、山全体が赤や黄色に染まる紅葉シーズンを迎える。白根山方面への紅葉ドライブと組み合わせる観光客も多い。10月は草津温泉の最も過ごしやすい季節のひとつで、澄んだ空気の中で温泉と紅葉を同時に楽しめる。宿が予約で埋まりやすいため早めの手配を。
12月から3月は雪に包まれた雪見温泉が楽しめる最高のシーズン。温泉街に積もった雪と湯けむりが織りなす風景は絶景で、多くの写真愛好家が訪れる。草津国際スキー場が隣接しており、スキー・スノーボードと温泉を組み合わせた旅行も人気。防寒対策は万全に。年末年始は特に混雑するため早めの予約が必須。
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JTBで温泉宿パックを見る草津温泉はpH2.0前後という強い酸性が最大の特徴です。主な泉質は「酸性・含硫黄-アルミニウム-硫酸塩・塩化物泉」で、殺菌力が非常に高く、皮膚病・神経痛・リウマチ・疲労回復などに効果があるとされています。硫黄の香りが漂い、湯花(白い沈殿物)が浮かぶこともあります。強酸性のため金属アクセサリーは外してから入浴することをおすすめします。
湯もみとは、草津温泉固有の入浴文化で、長さ180センチメートルほどの木の板を使って高温の源泉を撹拌し、温度を下げながら入浴する伝統的な手法です。源泉温度が高いため直接入浴できない草津の湯を、撹拌によって入浴適温に調整する知恵として江戸時代から受け継がれてきました。現在は「熱乃湯」で「湯もみと踊りショー」として1日6回程度観光客向けに公開されており、見学後は実際に体験することもできます。
北陸新幹線の軽井沢駅北口からJRバス関東「草津温泉号」が運行しており、草津温泉バスターミナルまで所要時間は約80分です。料金は片道1,800円前後で、1日4〜5本程度の運行のため事前にダイヤを確認してから利用することをおすすめします。また東京・新宿からは直行高速バスも運行しており、乗り換えなしで草津温泉まで移動できます。
草津温泉には「白旗の湯」「地蔵の湯」「千代の湯」など、無料で利用できる共同浴場が複数あります。地域住民が日常的に利用する施設で、観光客も立ち寄れますが、地域のマナーを守った利用が求められます。石鹸・シャンプーの持ち込みは禁止されており、タオルは持参が必要です。湯温が高めの施設が多いため、熱さが心配な方は日帰り温泉施設から草津の湯に慣れてからの利用をおすすめします。
草津温泉の主要スポットを一通り楽しむには1泊2日が最低ラインです。1泊あれば湯畑・西の河原・湯もみショーの見学に加え、2〜3か所の温泉入浴を組み合わせることができます。時間湯体験や周辺観光(白根山・志賀高原など)も含めるなら2泊3日がゆったりと楽しめる日程です。週末の弾丸旅行でも十分な満足感が得られる温泉地で、東京から日帰りも不可能ではありませんが、宿に泊まってこそ草津の温泉文化を深く体験できます。
草津温泉は大人向けの温泉地というイメージがありますが、子供連れのファミリーも楽しめるスポットが多数あります。湯もみショーの見学や湯畑の散策は子供でも楽しめ、草津ナウリゾートホテルなどの大型ホテルにはファミリー向け風呂も完備されています。ただし草津の湯は酸性が強く温度も高いため、小さなお子様が入浴する際は加水・冷却された施設を選ぶか、入浴時間を短めに設定することをおすすめします。子供向けのレジャー施設としては草津国際スキー場(冬季)もあります。
草津温泉の最大の特徴は自然湧出量の多さ(毎分約32,300リットル)と強酸性(pH2.0前後)です。有馬温泉が塩化物泉・炭酸水素塩泉で弱アルカリ性なのに対し、草津は強酸性で殺菌力が高く、皮膚病への効果が際立ちます。下呂温泉がアルカリ性で肌に優しいのとも対照的です。また湯畑・時間湯・湯もみという独自の温泉文化を持つ点も草津ならではの個性であり、日本の温泉文化を深く学べる場として温泉愛好家から高い評価を受けています。